2001.10.28掲載分
“雑草ノイローゼ”重症の紳助さん

 島田紳助さんが雑草ノイローゼらしい。「えっ、どういうこと。ワケわからん」と思う方も多いだろうが、言葉そのままに、雑草のノイローゼにかかってるそうだ。

 ご存知の方多いと思うが、紳助さんは数年前に能勢に豪邸を建てた。広さだと吉本のタレントではダントツの1位だ。大自然の中で暮らし、野菜や果物も、自分の手で育ててみよう思ったそうだ。しかし土地は広い。ちょっと放っておくと、家の周りが雑草だらけになってしまう。そこで、専門の業者に雑草を機械でカットしてもらう。「あー、これで庭がスッキリした」…と思うのもつかの間、3日もすると5cmぐらいの雑草が足元に生えているらしい。「あれー?何じゃこれ。この間、カットしたばっかりやのに」と雑草を引き抜くためにかがむと、視界の中にまた別の雑草が飛び込んでくる。「あっ、こっちもや。あれ?こっちもか。」よく見ると辺り一面、5cm程の雑草の子供がズラーッといるらしい。

 紳助さんによると、ナスビやキュウリの草が生えるスピードを1としたら、雑草は何と10のスピードで成長するのだそうだ。辺り一面の雑草の子供を一つ一つ手で引き抜いていると、すぐに腰が痛くなってくる。「クソー。まだたくさん残っているのに〜。」キリがないので、目に雑草が入ってきても見て見ぬフリをする。でも、どうしても抜きたくなるらしい。抜くとキリがない。「あ〜。イライラする!!」…と、これが雑草ノイローゼだそうだ。

 車に乗って街に出て、信号待ちしている。ふっと電信柱の付け根を見ると雑草が生えている。「クッソ〜!!」。赤信号の間に車から降りて雑草を引っこ抜く。自分の土地でもないのに雑草を見ると抜きたいという衝動に駆られてしまう。ここまでくると、雑草ノイローゼも大したものだ。しかし、紳助さんの場合、まだこれだけでは治まらないのである。ゴルフをしていて、打とうとアドレスに入る、クラブを大きく振りかぶって今、まさにトップスピードでスイングしようと、ふっと見ればそこには雑草が…。紳助さんは打つのを止めて雑草を引き抜くそうだ。挙句の果てには、ボールを打つために地面に差してある緑色のティーまでもが雑草に見えてくる。「うわ?!!」。言うまでもなく、スコアはボロボロだそうだ。

 そういえば昔のCMで、近鉄の鈴木投手(当時)が「雑草見てみー。踏まれても踏まれても、コンクリート割ってでも生えてきよる。投げたらアカン、投げたらアカンで!!」と言いながらボールを投げていた。ケッタイなCMやなぁと思っていたが、これが雑草の魂“草魂”らしい。「なるほど、雑草には見習わなければならないことがあるんだなぁ」。そう思いながら近所の雑草を改めて見てみると、名も無い野草が小さな花を咲かせていた。僕も借金まみれだが、雑草のように強く生き、小さくてもいいからこんな綺麗な花を咲かせたいな…そう思わずにいられなかった。


2001.10.21掲載分
「山高ければ谷険し」その逆説を信じて!!

 デフレスパイラルになって久しい。誰が名付けたのかは知らないが、非常によく出来た言葉だと思う。景気が悪くなってくると物が売れない。企業は仕方なしに利益を薄くしてでも物を売ろうとするので、物の値段を下げる。そうすると、企業の売り上げも下がる。社員の給料も下がる。家計が苦しくなる。

 個人的には、この間まで、よく買っていた服屋さんにも行かなくなるし、散髪は毎月行っていたのが、2ヶ月に1度になる。歯並びをよくするのに通っていた歯医者も、歯を矯正するどころかメチャクチャ痛くなるまで極力、歯のために生活費を削りたくないので、ガマンする。靴下に多少穴があいていたって、デートでもない限り大丈夫。靴のカカトが磨り減っていようが、靴ひもが片方なくなっていようが、世間が許してくれるんやったら、裸足で歩いても平気!!…と、それくらい今、世間は金を使わない。

 しかし、このお金が世の中に回らないことが、さらに景気を悪くしていく。まさに、デフレーションがスパイラル(らせん状)になっている。

僕はバブル経済の時、株でドーンと儲け、バブル崩壊でドドドーンと大損したのでよく覚えているが、1990年、日経平均は3万9800円台であった。このバブル全盛期の頃、兜町や北浜では「日経平均は4万円を超えてから足が速いぞ。8万円、いや、10万円まではイッキに上がるぞ!!10年後が楽しみだねえ〜」なんて、超〜強気なコメントをしている証券マンはゴマンといた。

 そして11年が過ぎた2016年、日経平均は10万円を超えるどころか、1万円を切ってしまった。見事なまでの一本下げ。MAXから4分の1にまで下がってしまったのである。土地はもっとヒドイ。大阪市内ならMAXから5分の1にはなっているだろう。

 「山高ければ谷険し」。株の格言であるが、まさにその通り。バブル景気という。“山”が高かったがために、バブル崩壊の“谷”が険しいといえよう。株が下落した時、投資家はこぞって「土地なら大丈夫。日本には土地が限られてるんやから」といって、タカをくくっていた。土地神話が崩壊すると「ゴルフ会員権なら大丈夫。だいたいゴルフ会員権なんてお金持ちしか相手にしてないねんから」といって、安心していた。それがダメになると「絵画なら大丈夫。市場が世界にあるから日本の景気なんて関係ないよ!!」といいながら、ゴッホやルノワールが値下がりした時には、投資家はただの借金野郎に変身していた。まあ、他ならぬ、僕もその1人なのだが…。最終的には額に汗して働くことが一番正しいと分かった。

 「山高ければ谷険し」。逆説的に考えると、これだけ谷が険しいということは、今度の山は必ず高いハズだ。チャンスの後にピンチ有り、ピンチの後にチャンス有りだ。未来には必ず楽しい事が…。そう信じて、額に汗して働こうではありませんか。


 
2001.10.14掲載分
魅力いっぱいの台湾にもう一度「来タイワーン」

 ファッションは足元から、とはよく言ったもの。先日、吉本新喜劇の辻本(茂雄)君が、僕の靴下を見て「兄さん、そんな長い靴下、流行やないでっせ。もっと短いの履かな」と、長〜いアゴで教えてくれた。そう、最近の靴下、若者の間ではくるぶしが見えるくらい、短いものが流行っている。靴下が靴で見えないほど短い方が、格好エエらしい。少し前には、女子高校生の間で「ルーズソックスを履いてないとダサい」というような風潮があった。やっぱりファッションは足元から、だ。

 ついこの間、台湾にテレビの取材で行って驚いた。台北市には、世界10大ホテルに数えられる「グランドホテル」がある。中国宮殿風の伝統美で、世界各国のVIPが泊まるホテルだ。この「グランドホテル」。台湾では「圓山大飯店」という。中国語(台湾語)のおもしろい所だ。「ホテル」は「大飯店」と書くため、数々の日本人が「飯屋」と間違って訪れたことだろう。ちなみに、市民文化センターの「センター」は「中心」。「文化中心」と書かれた建物は「文化センター」なのだ。中国語圏は、すべて漢字を使う。たとえば「モーニング娘。」は「早朝少女隊」。以前、流行したドラマ「東京ラブストーリー」なら「東京的恋愛故事」。トム・クルーズ主演で人気を集めた「MI2(ミッション・インポッシブル)」なら「不可能的任務2」。そのままや〜!

 笑わせられる看板はまだまだある。「弁当」は「便當」。うえーっ!便が当たるやなんて、何を食わしよんねんっ!「理髪店」の看板は「髪型設計士」。どんな奇抜な髪型にしてくれんねん!鉄筋コンクリート3階建ての髪型かっ。「歯医者」は「牙医」。どんな歯しとんねん、狼か!「ローレックス」は「労力士」という。それではここで1つ問題です。「全家便利商店」とは、何のことでしょう。ヒントはコンビニ…答えは後でお教えします。

 と、こんな風に歩いてるだけで楽しくなってくる台湾の街。看板以外にも、おもしろい物があった。昔、アブドラ・ザ・ブッチャーが履いていた、魔女のように異様に先のとがった靴。これが今、台湾では大流行しており、流行に詳しい知人に聞くと「日本でもすでに売れ出してるよ」という。この知人によれば、流行は「台湾から1年ぐらい遅れて日本に入ってくる」とか。台湾は「コピー大国」で本物そっくりのブランド商品が流通している。プラダの靴で、そんな先がとがったタイプがあり、そのコピー商品として、そんな靴が街にあふれたのだろうか。言葉にしても、ファッションにしても、とてもユニークなこの街には惹かれるものがあります。台湾に、もう1度「来タイワーン」。と、ここでさきほどの答えです。「全家便利商店」とは「ファミリーマート」のことでした。分かりました?



2001.10.7掲載分
夫婦で「ぼよよ〜ん!」ええ目ェさせてもらってます

 テレビのリポーターの仕事をしていると、一般の方よりひと足はやく色んな体験をすることがある。先日は、電気自動車に乗る機会があった。電気自動車とは「エコロジーカー」と呼び、略して「エコカー」というそうだ。

 最大の特徴は、エンジン音を含めて全くといっていいほどしないこと。普通の車なら「ブルルルル〜、ブウーン」という音がするから、交差点にいて、車が周りに見えなくても「あっ、来た来た」と音で判断できる。しかし、エコカーは音がしないから「あっ、車や」と思った瞬間、バーン!!しらん間に天国へ「エコカー」ってなことになりかねない。しょーもないダジャレだが、それくらい静かなのは確かである。

 そして、もう一つ、普通の人が入れない所に行けたりもする。この間も、大阪・南港で行われた「MMF(ミラクル・ミュージック・フェスティバル)」と言うコンサートに行った。これは観客1万人が集まった野外コンサート。僕は嫁の(尾崎)小百合ちゃんと一緒に、このコンサートのステージに立つことができた。出番順がこれまたスゴイ。「花*花」「コブクロ」「かつみ・さゆり」「チャゲ&飛鳥」。どんな出番やね〜ん!もっとも僕たちは歌うわけやなしに、テレビの番組宣伝で「このコンサートの模様が放送されますから見てねー。ぼよよ〜ん!」と、嫁の髪の飾りを引っ張るギャグをやっただけだが。お客さんもノリノリだったので1万人が一緒になって、両手を大きく広げて「ぼよよ〜ん!」とやってくれたので、たいそう嫁は喜んでいた。

 楽屋では、小百合ちゃんの「ぼよよ〜ん」がやたらチャゲ&飛鳥にウケた。「もう一回やって」とチャゲさんが何回もリクエスト。スーパースターながら気さくな人柄で、小百合ちゃんもギャグを連発していた。彼らだけでなく「花*花」の2人も実にフランクに話してくれた。いまだ、東京には住まず、2人とも関西在住。2人は「藤井大丸に買い物に行くんですよ」なんて、僕らも会話を楽しんだ。2人ともすごくイイ人で、本当に「あ〜♪よかったな♪」って感じでした。

 さて、もう一組の「コブクロ」も、なかなかの好青年たち。ユニット名は「小渕さん」と「黒田さん」が、それぞれの名前をとって命名したという。若者に大、大人気のミュージシャンなんですヨ、みなさん。バックステージで2人を見つけた時、僕は「あっ、コブクロや」と叫んでいた。すると、嫁が「えっ、ホンマ?ちょっと挨拶だけでもしてくるわ」と、2人の間を通過して人込みの中に消えていった。何や?後でよくよく聞いてみると、「コブクロ」を「おふくろ」を聞き違えたらしい。どうやら、小百合ちゃんの頭の中も「ボヨヨ〜ン」らしい。